投稿日時: 2023/11/25
jimy
京都大学ホームページ掲載の記事。
京都大学の宮田愛彦 生命科学研究科助教と西田栄介 同教授(現:理化学研究所チームリーダー)は、細胞内タンパク質相互作用の大規模解析をもとに、DYRK1Aと結合するこれまで機能の知られていなかったタンパク質FAM53Cを同定しました。また、FAM53CがDYRK1Aのタンパク質キナーゼ活性を抑制し、DYRK1Aを細胞質に留める働きを持つことを発見しました。本研究成果は、精神神経系の正常な発達・機能に重要な役割を果たすDYRK1Aの細胞内の調節メカニズムの一端を明らかにし、これらの疾患の原因と多様な症状の分子レベルでの解明につながると期待されます。
ダウン症・自閉症関連タンパク質キナーゼDYRK1Aの抑制因子の発見―FAM53Cタンパク質はDYRK1Aに結合して活性を低下させる―